韓国に移住するにあたり、何度か船便で韓国へ引っ越し荷物を送りました。
今日は、韓国へ荷物を送るときの注意点や、伝票の書き方などについての記事を書きたいと思います。
韓国へ荷物を送る方法
韓国へ荷物を送るには、日本郵便の国際小包を利用することが多いと思います。
韓国向けに使える手段は、EMS(国際スピード便)、航空便、船便の3つがあり、それぞれ料金や配達にかかる日数が異なります。
韓国へ荷物を送る場合の日数と料金
日本の東京都から、韓国ソウル市へ5キロの荷物を送る場合の料金を計算してみました。
- | EMS(国際スピード便) | 航空便 | 船便 |
---|---|---|---|
日数 | 2日 | 5日 | 2週間前後 |
料金 | 6,300円 | 4,850円 | 2,800円 |
▼こちらで、日数と料金の検索ができます。軽い荷物の場合は、もう少し安い発送方法がある場合もありますので、調べてみてくださいね。
EMS/航空便/船便 どう使い分ける?
EMSは、国際郵便の中で最も優先的に取り扱われ、届く日数も早いです。また、個人の感覚ですが、比較的大事に取り扱ってくれるように思います。そのぶん、費用は最も高いです。
ですので、とにかく早く相手に届けたいときや大事なものを送りたいときにおすすめです。
船便は時間はかかりますが、EMSに比べ費用も格安です。ただし、後述の通り、船で運ばれることもあり、乱暴に扱われることが多いように思います。大事な荷物を送るのにはおすすめしません。
とにかく安く送りたい場合で、壊れにくい品物を送る場合は船便がおすすめです。
航空便は、費用と日数がEMSと船便の中間にあたりますので、個人の事情にあわせて航空便を使いたい場面もあるかと思います。
荷物を送ろう
私は、引っ越し荷物を送るために船便を利用しました。
この先は、実際に船便を利用した際の手順や注意点についてお伝えしていきます。
送る荷物に禁制品がないかを確認
国際郵便を出す際には、荷物の中に入れてはいけない禁制品があります。
まず、送りたい荷物の中に禁制品が入っていないかチェックします。
禁制品が入っていると、現地の通関で開封・没収されてしまうことがあります。
たとえば禁制品にはこんなものがあります。
▼詳しくはこちら
国際郵便では、航空危険物を送ることができません。 - 日本郵便
▼韓国独自の禁制品
また、船便を利用する場合は、荷物がかなり乱暴に扱われます(送料も安いので、扱いもそれなり)。割れ物や貴重品は入れないようにしましょう。
段ボールの大きさ、荷物の重さ
国際小包の段ボールの規格は2つありますが、韓国はBタイプにあたります。
また、荷物の重量は最大30kgです。
私は、規格にひっかからない最大のサイズの段ボールを探して使いました。
▼私はこちらの段ボールを利用しました。
荷物を詰める、梱包する
船便を利用する場合は、荷物が乱暴に扱われる可能性が高いです。また、段ボールが濡れてしまうという可能性もあります。
以前、届いた段ボールに裂け目がはいっていて、ひやっとしたこともあります。
段ボールに荷物を詰める場合は、
●中身が動いてもよいようになるべく隙間なく荷物を詰める(空間が空くようであれば緩衝材を詰める)
●段ボールをガムテープなどでぐるぐる巻きにして補強する
●万が一段ボールが濡れる可能性に備え、品物をビニール袋に入れてから段ボールにつめる
…といった対策がおすすめです。
大事な荷物ができる限り安全に目的地まで届くように、念には念を入れましょう。
伝票の書き方
荷物を郵便局に持っていき、そこで伝票を書くこともできます。
私は自宅に集荷に来てもらおうと思っていたので、郵便局から伝票を何枚かもらってきて、あらかじめ記入しておきました。
詳しい記入方法は 小包ラベルの記入方法 - 日本郵便 もご参照いただくとして、何点か韓国へ送る際の補足をしたいと思います。
②の相手先住所は英語で書いても、韓国語で書いてもどちらでもOKです。どちらで書いても、きちんと届きました。相手国名は"Korea"または"South Korea"と書きます。
自分用の引っ越し荷物を送ったのですが、移住前だったため、受取先は韓国に住む夫にしました。何かあったときに連絡がつくように、相手の電話番号は必ず書いておきましょう。
③の品物の詳細の記入の仕方に一番悩むと思います。
まず、Aの欄ですが、引っ越し荷物の場合は、個人的な物品のため"personal use"と記入します。
また、荷物の品名はなるべく詳しく書きます。
例えば、洋服であっても、clothes(服)ではなく、sweater(セーター)、t-shirts(Tシャツ)など詳しく書き、それぞれの個数も書きます。
抽象的な品名を書いてしまうと、中身の確認のために現地の税関で荷物が開封されてしまうことがあり、最悪の場合、荷物が壊れたりなくなったりして届くことがあるようです。
また、食品は禁制品となっているものが多く、food(食べ物)といった具体的でない書き方をしてしまうと、同様に中身が開封されてしまう可能性が高いです。
また、Bの「産業物品のみ記入」「内容品の正味重量」は記入しなくても大丈夫でした。
品名の価格について、日本郵便のサイトでは合計金額が15万ウォンを超えると課税されるとありますので、ご注意ください(なぜか私は一度も課税されたことはありません…)。
課税についてはこちらを参照しました:通関に関する情報を教えてください - 日本郵便
郵便局に荷物を持っていく/集荷依頼をする
伝票を段ボールの上面に貼り、郵便局まで持ってきます。
私の場合、かなりの重量になってしまったので、郵便局の集荷サービスを申し込み、家まで集荷しにきてもらいました。
国際小包の集荷は無料です。自分で郵便局に行けない場合に、ありがたいサービスです。
トラッキング
参考までに、私が関東から韓国ソウルに船便で荷物を送ったさいのトラッキングを貼っておきます。
荷物を出してから、韓国ソウルの家に届くまで、18日かかりました。
私は上記の方法で何度か荷物を出していますが、いずれも通関でひっかかったり、届かなかった、といったことはありませんでした。