こちらの記事では、韓国の結婚移民ビザ(F6ビザ)の手続きの一部である、在日韓国領事館でビザ申請をする方法について説明しています。
▼初めてお越しの方は、まず以下のまとめ記事をご覧ください。
韓国人と結婚して韓国に移住!結婚移民ビザ(F-6ビザ)申請の手続きまとめ - 韓国ソウル 暮らしノート
はじめに
さて、ステップ①、②で、日韓両国で婚姻届を提出することができました。
本記事では、いよいよ山場であるビザ申請の手続きについてご紹介していきたいと思います。
韓国人と結婚し、韓国に住む場合に申請する結婚移民ビザ(F-6ビザ)ですが、2014年に要件が厳しくなり、必要な書類が増えたそうです。
結婚して、在留ビザだけを取得してすぐ離婚!といった偽装結婚を防ぐためかと思いますが、書類をそろえるのがなかなか大変になってしまいました。
この記事が後続のみなさんのお役に立つことを祈ります。
管轄の韓国領事館を確認
ビザ申請は日本にある韓国領事館で行います。大使館では手続きできませんので、ご注意を。
そして、お住いの都道府県によって申請先が異なりますので、まず以下のサイトでご自身の居住地がどの領事館の管轄となっているかご確認ください。
http://overseas.mofa.go.kr/jp-ja/wpge/m_20124/contents.do
私もビザ申請の際にいろいろなブログを参考にしたのですが、細かい必要書類がブログによって違うことがあり、戸惑うことがありました。
まずは領事館のサイトで最新の情報をしっかり確認するのがおすすめです。
私は駐横浜総領事館での申請を行いましたので、以下のページを参照しながら書類を集めました。
結婚移民(F-6)ビザ申請のご案内 상세보기|査証(VISA)駐横浜大韓民国総領事館
必要な書類
★マークがついているものは、各領事館のサイトからダウンロード可能です。
ダウンロードしたものを印刷して、手書きで書き込みます。
また、すべての書類は発給日から3か月以内のものでなければなりません。
<日本人が用意・記入するもの>
★マークがついているものは、各領事館のサイトからダウンロード可能です。・日本人のパスポート
・カラー写真 3.5×4.5cm白背景。「査証発給申請書」の1ページ目に貼り付けます。 私が領事館に行った際は、同じくビザ申請に来ていた女性が窓口で写真の取り直しを要求されていました。 ネットでも、写真の要件が厳しいとのコメントをちらほら見かけたので、私は当日に領事館内の証明写真機で撮りました。
・結婚移民者背景陳述書(외국인 배우자의 결혼배경 진술서)★
・査証発給申請書(사증발급신청서)★ 学生ビザ、就労ビザ等他のビザと共通の書類です。 「訪問費用」「滞在予定期間」などは、未定でしたので空欄で出しましたが、特に何も指摘は受けませんでした。
・身元保証書(신원보증서)★ 結婚移民者本人の身元を保証するための書類です。私は夫に記入してもらいました。
・結婚移民者本国の婚姻証明書 日本人の場合は、婚姻関係が記載された戸籍謄本を用意します。 領事館に問い合わせたところ、韓国語翻訳は必要ないとのことだったので、原本のみ提出しました。
・韓国語駆使要件 関連書類 二人の意思疎通に必要な言語を証明する書類です。 私たちはメインは日本語、サブで韓国語も使っていました。 本当は夫の日本語のほうが流暢なのですが、独学で学んだのと読み書きが苦手なので、私がTOPIKを受験して成績証明書を提出しました。 TOPIKは実施回数が少なく、願書の締め切りも早いので、TOPIKの成績証明書を利用する予定の方は、受験のスケジュールを早めにチェックすることをおすすめします。
詳しくは韓国人との結婚&移住手続き⑤私の失敗談と、知っておきたかったことでお話しています。
<韓国人が用意・記入するもの>
★マークがついているものは、各領事館のサイトからダウンロード可能です。・結婚移民招聘書(외국인 배우자 초청장)★ 書く欄が最も多く、一番大変な書類がこちらです。 これまでの結婚歴、勤務先、住居などなどをかなりしつこく聞いてきます(笑)。 2.4(出会ったいきさつ)、2.5(結婚に至ったいきさつ)の項目は、欄が小さすぎるので、wordで時系列別にできごとを書いて、 A4一枚にまとめました。
・招聘人の基本証明書
・招聘人の家族関係証明書
・招聘人の婚姻関係証明書 「家族関係証明書」と「婚姻関係証明書」は、配偶者(日本人)の情報が記載されているものを用意する必要があります。
・招聘人の住民登録謄本
・所得金額証明
・信用情報照会書
・不動産契約書 夫が住んでいるマンション(新居)の契約書を用意しました。 領事館に問い合わせたところ、原本とコピーの両方が必要とのことでした(原本は、領事館で確認後にすぐ返却されます)。
・就労関係証明書 夫の場合は、「源泉徴収 領収書」「在職証明書」を用意しました。職種によっては、別の書類が必要です。
<二人で用意・記入するもの>
・交際事実の立証書類 領事館のサイトには、夫婦が一緒に写っている写真などを提出してもよいと書いてありました。 なくてもよいのかもしれませんが、ビザが発給されやすくなるならやらないわけにはいきません。 他のブロガーさんの情報を参考に、A4一枚に二人の写真をまとめ、日付を併記して提出しました。
以上が私たちが用意した書類です。
途中、不明点があったので領事館に直接電話で問い合わせました。
いざ領事館に行って、もし韓国でしか取得できない書類が足りないなど、不備があったら大変ですので、少しでも不安がある場合は電話で確認をしましょう(電話は日本語で対応していただけました)。
領事館での申請
在横浜領事館の場合、ビザ申請は平日午前9時~11時30分まででした。
時間内に行かないと受け付けてもらえませんので、必ず事前に受付時間を確認しましょう。
領事館は人もまばらで、待ち時間もなくすぐに窓口で申請できました。
書類を渡すと10分ほど待ち時間があり、2か所ほど記載不備を指摘されました。
指摘されたとおりに修正して提出すると、2日後に来るようにと伝えられ、受け取りの際に必要な引き換え券を渡されました。
2日後に、無事にビザが貼られたパスポートを受け取れました。
領事館のサイトでは、発給まで5営業日かかるとのことでしたので、それよりだいぶ早く受け取れました。
ちなみに、窓口のお姉さんは韓国の方のようでしたが、日本語がとても流暢でしたので、領事館で韓国語を使うことはなかったです。
ビザ発給までにかかった時間
私の場合、日本で婚姻届を出したのが11月初旬、韓国で婚姻届を出したのが11月下旬でした。
そこから、書類集めに2週間ほどかかり、ビザ申請を行ったのが12月中旬でした。
ビザを申請してから受け取りまでは2日でした。
また、日本でビザが発給された時点では、ビザの有効期限は90日です。
90日以内に韓国に入国して「ステップ④:韓国にある出入国管理事務所で外国人登録手続き」を行うことで、はじめてビザの期限が1年または2年に延長されます。
90日以内に韓国国内での手続きができなければ、せっかくのビザが無効になってしまいますので、計画的に申請してくださいね。
ビザ発給にかかる金額
ビザ発給そのものは無料で行えます。
証明写真、各種書類の取り寄せにそれぞれ数百円かかっただけでした。
ステップ③が完了!
さて、無事にビザが発給されたら、韓国へ入国し、ステップ④:韓国にある出入国管理事務所で外国人登録手続きを行います。
▼ビザ取得の一連の流れは以下の記事からご覧になれます。