少し前に、韓国の結婚移民(F6)ビザの手続きについて記事を書いたのですが、検索でたどり着く方が多いようなので、記憶が薄れないうちにもう少し情報を残しておきたいと思います。
今日は、私が婚姻届申請~ビザ申請~韓国移住の手続きの中で、失敗してしまったこと、それをふまえて、知っておけばよかったと思うことをお伝えしたいと思います。
▼はじめての方は、以下のまとめページもご覧ください。
韓国人と結婚して韓国に移住!結婚移民ビザ(F-6ビザ)申請の手続きまとめ - 韓国ソウル 暮らしノート
TOPIKを早めに受験しておこう!
結婚移民ビザの申請には、韓国語力を証明する書類が必要
結婚移民ビザを申請するためには、夫婦が会話するのに使っている言語の証明書が必要です。
․ 韓国語能力試験(TOPIK)初級1級を取得した証明書
․ 法務省長官が承認した教育機関で初級レベルの韓国語教育課程を履修した証明書
․ 大学もしくは大学院にて韓国語関連の学位を取得したことを立証する書類
․ 結婚移民者が外国国籍同胞であることを立証する書類
․ 結婚移民者が韓国にて過去1年以上継続して滞在したことを立証する出入國記錄など
参照:結婚移民(F-6)ビザ申請のご案内 상세보기|査証(VISA)駐横浜大韓民国総領事館
過去に韓国の学校での学習歴や滞在歴があるかたはそれを証明すればOKですね。
何もない方は語学力の証明が必要で、TOPIKであれば、初級1級(TOPIK1級)をもっていればよいとのこと。
正直、1級では結婚するほどのコミュニケーションは難しいかなと思いますが…形だけということなのかもしれませんね。
私たち夫婦はメインは日本語、サブで韓国語を使っていましたが、今回は私がTOPIKを受験して証明書を取得することになりました。
基本的には、結婚移民者が韓国語を使えることが望ましいようですが、もし夫婦の共通言語が韓国語以外の言語なら、それを証明する書類を用意するという手もあるようです。
とはいえ、領事館のサイトにはっきりと「初級1級」と書かれている安心感はありますよね。1級合格はそれほど難しいことではないので、少しでも韓国語学習歴のある方は、腕試しを兼ねてTOPIKを受けてみるのもいいかなと思います。
TOPIKは実施回数が少ない上に…
ところで、私、TOPIKは初受験。
結婚を決めてから、韓国に住むならビザを取る必要があるんだな、と思いなんとなく必要書類を調べて、TOPIKが必要なんだな、と思い受験日を調べると。
実施回数がとっても少ないんです。
たとえば2019年の場合、4月、7月、10月の3回実施。10月を逃したら次は5か月待たなければいけません。
さらに、第66回 10月20日実施の場合、
日本の願書受付 6/13~7/4
受験日 10/20
成績発表日 (郵送)12月末
願書を提出してから成績表を受け取るまでに、半年もかかります。
実際は、成績表が郵送されてくる1か月ほど前に、ネット上で成績を見たり、成績表を印刷したりできるのですが、その作業がけっこう面倒で…。
できれば郵送されてくる証明書を使うのが一番楽です。
ギリギリすぎて、大変でした
私の場合、こんなスケジュールでした。
2018/2月 結婚を決める
5月頃 ビザについて調べる。TOPIKを受けることにするも、実施回数が少なくて絶望
6月 願書提出
10月 TOPIK受験!ほとんど準備できず、手ごたえナシ…
11月下旬 ネットで成績発表を見る(なんとか4級合格)、ネットで成績表をダウンロードして印刷
12月初旬 ビザ申請、無事に発給
12月中旬 本格的に移住。海外転出届を出す
12月下旬 成績表が郵送されてくる
私の場合、住民税を無駄に払いたくなかったので、年内に海外転出届を出したくて、ビザの申請を急いでいました。
12月下旬に郵送されてくる成績表を待っていたら、年内にビザ申請できていませんでした。
とにもかくにも、韓国人との結婚が決まった/決まりそうという方で、TOPIKの成績表が必要になりそうな方は、早めにTOPIKの受験申請をしておくことをお勧めします。
韓国で受験する手もある
ちなみに、あとで思ったことですが、TOPIKを韓国で受けることも可能なのかなと思います。
韓国で受験する場合は、日本より実施回数が多いうえ、受験申請の締め切りも遅めなのです。
ただ、韓国に居住地がなくても(観光ビザで入国した場合でも)受験できるのかどうか、分かりません。
観光ビザで入国して、現地でTOPIKを受けたことがある方は良かったら教えてください。
外国人登録をする場合、予約をしっかりと!
もうひとつ、失敗したなあというのが、日本でビザの申請が終わり、韓国の出入国管理局で外国人登録を行ったときのこと。
管轄を間違えて予約した!
出入国管理局の受付は、混雑回避のため予約制になっています。
また、出入国管理局はソウルでも何か所かあり、住んでいる地域によって管轄が異なります。
なのですが、私は管轄外の管理事務所を予約してしまいました…。
本来、「ソウル南部出入国外国人事務所」を予約すべきところ、管轄外の「ソウル南部出入国外国人事務所」を予約してしまったんです。
ちなみにどっちも同じ建物内にあるみたいなんですけどね。ややこしいです…。
当日、気づかずに出入国管理局へ
何も知らず、出入国管理局へ向かいました。
窓口がある1階の部屋は、外国人でいっぱい。人も多く、かなりカオス状態です。
入口に予約者の一覧表が置いてあり、自分の名前があることもチェック。
自分の番号が呼ばれて、窓口に向かいました。
しかし。
外国人登録の申請書を見た窓口の女性、ピシャリと「あなたの住所は管轄外です、ここでは処理できません」と…。
そこで初めて管轄を間違えて予約していたことに気づいたんです。
「とりあえず、2階の窓口に行って、事情を話してください。でも、混んでますから今日中に手続きできないかもしれませんけど」とも。
出入国管理局の窓口の方って塩対応で有名ですけど、しっかり洗礼を受けました…。
別の階の窓口に向かう
言われた2階の窓口に向かいます。
入口で受付らしき方に事情を説明し、番号札をもらいます。
2階の部屋はガラガラ…でしたが、窓口の数が少なく、さらに窓口があるのに職員が座っていなかったりで、番号が呼ばれる感覚がものすごく長い。
しかし、待つこと20分。
番号が呼ばれ、受付してもらえました。
しかも、先ほどの窓口の方とはうって変わって、こちらの窓口の方は笑顔&丁寧な対応の方でした。
窓口がすいていたからかもしれませんし、人にもよると思いますが、気持ちの良い窓口の方にあたり、ラッキーでした。
手続きもスムーズに終わり、ほっとして帰路につきました。
一度は「今日は手続きできないかも」と言われて覚悟していましたが、なんとか対応してもらえてよかったです。
予約前にお住いの地域の管轄の確認を!
私は運よく受付してもらえましたが、これから出入国管理局に行かれる方は間違えずに予約してくださいね。
お住いの地域の管轄の出入国管理事務所は、以下のサイトで確認できます。
予約は以下のサイトから可能です。
https://www.hikorea.go.kr/Main.pt
ここまで読んでくださってありがとうございます。