今日は私が日頃から愛用している、石けんで落とせるメイクのお話を。
私が石けんで落とせるメイクに出会うまでのお話と、クレンジングをしないことによる効果や、注意点を紹介したいと思います。
私が石けんで落とせるメイクに出会うまで
化粧品で失敗しつづけた学生時代
最初にメイクに興味をもった中学生のころから、大学生にかけて。
当時はアットコスメが好きで、よくチェックしていました。
上位にランクインしているコスメをよく買っていましたが、肌に合わずに、使わず捨ててしまうこともありました。
一回使っただけで、次の日肌が真っ赤になったクレンジング。
一回塗っただけで、唇がボロボロに皮むけしたリップグロス。
思えば私の体はちゃんと悲鳴をあげていましたが、化粧品とちゃんと向き合うことはありませんでした。
アトピーの悪化
さて、私は小さなころからアトピー体質でした。
子供の頃や学生の頃は、一年に数回皮膚科に通う程度で済みましたが、社会人になってからは、アトピーが慢性化して、塗り薬が手放せなくなりました。
あるとき、症状が一気に悪化してしまい、集中的に治療をすることになりました。
主治医の診断は、接触性皮膚炎(かぶれ)とのこと。
肌に合わない化粧品やシャンプー、洗剤を使ったせいで湿疹ができているとのことでした。
それまで使っていた化粧品も、アトピーの一因だったというのです。
ノーメイクで過ごした日々
当時、症状が特にひどかったのは顔。湿疹による赤みと皮むけでボロボロでした。
とても人に会えるような顔ではなく、親しい友人にはしばらく治療に専念するので会えない旨を伝えました。
その間も、職場にだけは通う必要がありました。医師から化粧は控えるように言われてしましたので、会社ではノーメイク、マスクで過ごしてしました(幸い内勤だったので業務上の支障はありませんでした)。
6ヶ月ほどの治療を経て、湿疹もおさまり、自分で言うのもなんですが、自分史上最高の美肌を取り戻していました。
このときの治療については、またあらためて記事にしたいと思います。
石けんで落とせるコスメとの出会い
当時、アトピー治療に関する情報をネットや本で読み漁っていた私。
その時に、クレンジングが不要で、石けんで落ちる、比較的肌に優しいコスメがあることを知りました。
アトピーの症状が改善してから、少しずついろいろな製品を試しながら、メイクを再開していきました。
それから、石けんで落とせるメイクを使い続けて今に至ります。
▼一番最初に買ったのは、エトヴォスのディアミネラルファンデーション。懐かしい。
▼そのあとすぐにスターターキットを買いました。
石けんで落とせるって、どういうこと?
石けんで落とせるメイクとは、具体的にどういうことなのでしょうか。
石けんで落とせる=クレンジング不要ということです。
本来であれば、クレンジングでメイクを落とし、洗顔料で肌の汚れを落とすダブル洗顔が必要ですが、石けんで落とせるメイクであれば、石けんもしくは洗顔料による洗顔で、肌の汚れを落とすのと同時に、メイクも落とすことができます。
石けんで落とせるメイクの効果
石けんで落とせるメイクを続けて5年以上になります。
そんな私が実際に感じた肌の変化をご紹介します。
肌が乾燥しにくくくなった
クレンジングは、思っている以上に肌に負担をかけています。
特に、メイクを落とすのと同時に、肌のうるおいや、本来必要な油分までも取り去ってしまいます。
クレンジングをやめてから洗顔後に肌のつっぱりを感じることや、日中乾燥を感じることが減りました。
肌トラブルを招くものが少ない
先述の通り、私は化粧品による肌トラブルがとても多いです。
顔ににきびができたり、赤みがでたり、皮がむけたり。
個人的な感想ではありますが、「石けんで落ちる」ことがうりの化粧品は、そういった肌トラブルが起こることが少ないです(100%ではなく、肌に合わないものもありました)。
私と同じように、化粧品による肌トラブルが多い方は、石鹸で落とせるメイクを試してみる価値があると思います。
逆に言うと、クレンジングが必要なメイクをしていて、トラブルがない方は特に石けんで落ちるメイクに切り替える必要はないとも思います。
素肌がきれいになった・ニキビが減った
クレンジングをやめてから、ニキビがほとんどできなくなりました。
また、今のところアトピーも全く再発せず、人並みにメイクをして過ごせています。
ただし、同時期に食事改善なども行ったので、厳密にはコスメだけのおかげではないかもしれません。
ただ、素肌がきれいになったぶん、メイクも薄くてすみ、肌に負担がかかるような強力なクレンジングもいらないという好循環を保てています。
夜の洗顔が楽
クレンジングが不要なので、洗顔の手間もワンステップ減りました。
石けんで落とせるメイクの注意点
次に、私が石けんで落とせるメイクをしてきて感じた注意点をご紹介します。
落ちにくさ、カバー力が低いものが多い
石けんで落とせる分、落ちにくさやカバー力はあまり期待できないものが多いです。
口紅なども、気づいたら消えていることも多々あり、気づいたら塗りなおしています。
ただ、個人的には、むしろ若干落ちやすいほうが安心と感じたりしてしまいます。
カバー力についても同様にそこまで求めていないのですが、今後シミやしわなど、年齢による肌の変化にどう対応していくか考えていく必要はあるなと感じます。
目元だけはポイントメイク落としがおすすめ
石けんで落ちるとはいえ、目元のメイクは洗顔前にコットンで落とすようにしています。
石けんだけだと、目の際などの細かい部分が取り切れていないことがあるからです。
▼こちらのクレンジングをコットンにつけて、ポイントメイク落としをしています。
トラブルがあるときは治療に専念する
これはアトピー治療の際に強く感じたことですが、アトピーなど、肌トラブルがあるときはそちらの治療を優先することが大事です。
当然のことですが、石けんで落ちるメイクは、肌をきれいにしてくれる効果はなく、単に肌への負担が少ないというだけです。
肌トラブルがある場合は、まずトラブルの解消に集中しましょう。
まとめ:肌が弱いなら試してみる価値あり
▼石けんで落ちるメイクが向いているのはこんな方
化粧品による肌トラブルが多い
肌への負担が少ないメイクをしたい
素肌をきれいにしたい
カバー力や落ちにくさはそんなに期待しない
私自身は、石けんで落ちる化粧品のなかから、自分に合う製品を多く見つけることができ、使い続けています。
上述した通り、特にクレンジングを行っていてトラブルのない方は、無理にコスメを切り替える必要はないと思いますが、コスメによる肌トラブルが多い方は、試してみてはいかがでしょうか。
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