韓国ソウル ゆる暮らし

韓国在住日本人による韓国のおすすめや現地のお役立ち情報あれこれ

結婚した人は韓国人で、しかもキリスト教徒でした

聖書

昨年韓国人の夫と結婚した韓国在住日本人の私ですが、夫一家は全員キリスト教信者(クリスチャン)でした

冬はクリスマスに初詣、夏はお盆、生まれてこのかた無宗教の私がクリスチャン一家に嫁いだ結果、何が起こったのかをレポートしたいと思います。

本記事はこんな方に向けて書いています。

●韓国のキリスト教事情を知りたい方

●韓国人の彼氏/彼女がキリスト教信者であることが若干心配な方

二個目に該当する方はかなりレアかもしれませんが、私の過去の姿です。

私も調べながら書いているので間違っていることがあるかもしれません。その場合はコメント欄などで教えてくださると幸いです。

韓国のキリスト教事情

キャンドル

最初に、簡単に韓国のキリスト教事情についてお話したいと思います。


韓国はキリスト教信者の多い国

韓国はアジアの国の中では比較的キリスト教徒の多い国で、街中のいたるところに教会があります。

キリスト教の主な宗派としてはプロテスタント、カトリックがありますが、韓国の人口の約20%がプロテスタント信者、約8%がカトリック信者です(2015年)。

日本ではキリスト教系の宗教を信仰している人が人口の1.1%(平成29年)なので、それと比べるとかなり多いことが分かります。

私は韓国でカトリックのミサに何度か、教会も複数行ったことがありますが、どこもかなりの大きさの建物に数百人単位の人が集まっていてびっくりしました。

日本で教会に行ったのはクリスマスのイベントなど、本当に数少ないですが(しかも宗派も不明…)、こじんまりしたイメージだったので、規模の違いを感じました。


プロテスタントとカトリック

プロテスタントとカトリックはそれぞれ別々に教会があり、教義も異なれば、教会で使われる単語も少しずつ違います。

개신교(プロテスタント) 천주교(カトリック)
司祭 목사(牧師) 신부(神父)
典礼 예배(礼拝) 미사(ミサ)
神様の呼び方 하나님 하느님

プロテスタントでは唯一神であることの強調のため하나(一つ)という語を用いるようです。

ちなみに、キリスト教のことは韓国語で기독교と呼びます。


サリー家の宗教事情

聖書

さて、それではうちの宗教事情をお話していきたいと思います。


夫一家は全員カトリック信者

夫一家は、夫をはじめ義両親、義兄夫婦全員がカトリック信者です

特に義母は敬虔なカトリック信者で、ミサに通い、教会で洗礼を受ける人のために授業を行ったりしています。

義父の教会に対する考えは今まで聞いたことがないのですが、よく義母とミサに行っているようです。

夫は、幼いころに洗礼を受けた筋金入りの(?)カトリック。20代前半は、仕事をしつつも教会のボランティアに参加したりしていたようですが、現在は忙しさにかまけてほとんどミサに行かないような人です。

というわけで、カトリック信者である夫一家についてお話したいと思います。

あくまで一つの例として見ていただきたいこと、プロテスタント等別の宗派のことは分からないので、その点はご了承ください


カトリック信者の家に嫁いで変わったこと

正直、一緒に暮らしている夫はあまりカトリック教徒らしくないのですが、カトリック信者と結婚してみて、結婚する前と何か変わったことがあるか考えてみました。


●食事の前のお祈りがある

食事をする前に、義父母や夫は胸の前で十字を切ってうつむいて祈ります。ほんの5秒ほどのことです。

私は信者ではないので、その間うつむいて待っています。

最初はびっくりしましたが、慣れました。

夫と二人で食事をするときは、夫はたまに祈っていないことがある気がします…。


●たまに家族でミサに行く

前述の通り、夫は今は全くミサに行かないのですが、義両親はこまめに通っているようです。

オボイナル(両親の日)など特別な日に家族で一緒にミサに行ったことが何度かありました(ミサは、信者でなくても参加できます)。

カトリックのミサの式次第は世界共通だそうで、言語は違えど、内容はどの国も同じなのだそうです。

ミサはすべて韓国語で進行するためで、最初は何をやっているか全くわからなかったのですが、日本のカトリック教会のホームページなどを見てミサの流れを把握したりしました。


●結婚式をカトリック教会で挙げた

教会

韓国では専門式場やホテルで結婚式を挙げる方が多いようなのですが、義母の希望で私たち夫婦は教会で挙式を行いました

私は教会式の結婚式に抵抗はなかったですが、そうでなければちょっともめていたかなと思います。

韓国の結婚式はかなり賑やか(悪く言えば騒がしい…)なのと慌ただしい印象があったのですが、教会では落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと挙式を行えたので、結果とても満足しています。


正直、宗教って…大丈夫なの?

祈り

今ではミサの雰囲気にも慣れてきた私ですが、「宗教」という重たい響きに、戸惑ったこともありました。


初めて彼氏(夫)がクリスチャンだと知ったとき

今の夫と出会ったのは10年前になりますが、割と会ってすぐに「カトリックなんだ」と言っていました。

韓国はキリスト教信者の多い国だと知っていたので、その時は「ふ~ん、そうなんだ」としか思いませんでした。

ただ、結婚の話が現実味を帯びてきたあたりから、ちょっと不安にもなりました。

というのも夫の兄が結婚するときに、義姉が洗礼を受けたことを知っていたからです。

「私もキリスト教に改宗しないといけないのかな?」

「死んだらお墓はどうなるんだろう…」

などなどといろいろと心配しました。


そして結婚後になにが起こったか

結果、特に大きな変化は起こりませんでした。

変化と言えば前述した食前のお祈りがあったり、たまにミサに行ったりというくらいでしょうか。

義理の家族と過ごしていても、日常会話で「神様」という単語が出ることもほとんどないですし、何か良いことがあったときに神様に感謝したりするのかな、と思ったりしていましたが、そういうこともないようです。

結婚前の私が恐れていた改宗ですが、特に結婚時はそのような話もないまま、いまだに私は無宗教のままです

後で知った話ですが、教会での結婚式は、夫婦のどちらかがカトリック教徒であれば挙げられるので、結婚時の洗礼は必須ではないそうです。

洗礼のためには韓国語で授業を受ける必要があるのですが、外国人の私には難しすぎるとみなされたのか…。

特に義母は、はっきりとは言いませんが私に洗礼を受けてほしいと思っている気がするのですが…、またその話が出た時になったら考えてみようと思います。


お墓はキリスト教式なのか?

ちなみにお墓は、義父方も義母方も完全に韓国式でした。

しかし私たち夫婦が入るスペースはないらしいので(!)、私たちはまた別の場所にお墓を探さないといけないようです。

まあ、そのことはもう少しゆっくり考えていきたいと思います。ずっと韓国に住むかどうかもわからないですしね。


彼氏/彼女がクリスチャン。何に気をつけたらいい?

キャンドル

正直、そんなに気をつけることはありません

パートナーやその家族がクリスチャンの場合、一緒にミサや礼拝に行ってほしいと言われるかもしれません。

また、パートナーが日曜日に必ずミサに行く習慣がある場合は、日曜日に予定が入れにくいかもしれないですね。

私のように、結婚式は式場で挙げてほしいと言われることもあるかもしれません。

人によって、お家によって違うと思うので、パートナーに直接聞いてみるのが良いかなと思います。

ミサに一緒に行くことを強制したり、無理に改宗を勧めてくるのはちょっと危険かなと思いますが、そうでなければそういう宗教を信仰しているんだなと受け止めればよいと思います。


新興宗教にはご注意を

クリスチャンの数が多いこともそうですが、韓国では、日本よりも宗教というものが身近にあるように思います。

その分といってはなんですが、新興宗教も多いようで、観光客を狙った宗教勧誘もあるようです。

在韓の方はもちろん、旅行者の方はくれぐれもお気を付けくださいね。


まとめ:クリスチャンと結婚してみて

花束

話は飛びましたが、結果的には、クリスチャンと結婚したことによる私自身の大きな変化はありませんでした

ただ、今まで必要以上に宗教を持つことに抵抗感があった自分に気づきました。

今まであまり身近ではなかった、宗教を持つ人たちと身近に接してみて、心のよりどころの一つとして宗教をもつのもありだなと思うようになりました(生活のすべてが神様中心になるというのは危ない状態ですけどね)。

今のところ予定はないですが、もし改宗したい気分になったらブログネタにします!

最後まで読んでくださってありがとうございます。


▼記事を書いていて、以前読んだ書籍が思い浮かんだので紹介します。

「新興宗教の教祖になる」という視点で、宗教とは何か?を面白く、かみ砕いて教えてくれる本です。人々がなぜ新興宗教にハマってしまうか、よくわかるようになります。

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