少し前になりますが、韓国でTOPIK(韓国語能力試験)を受験しました。
今回は【受験申請編】と、【受験当日編】に分けてレポートを書いてみようと思います。
- TOPIKを受験しようと思ったきっかけ
- 韓国でTOPIKを受けるメリット
- 噂の受験申請戦争
- 受験申請日にまさかの事件
- 実際にソウル会場の受験申請はそんなに大変なのか?
- 受験票の印刷を忘れずに
- 次回、受験当日編
TOPIKを受験しようと思ったきっかけ
TOPIKを受けようと思ったのは、自分の韓国語がどれだけ伸びたか確認したかったからです。
韓国に引っ越してきて1年間、半年通った語学堂も無事卒業し、自分の実感としても少し韓国語が分かるようになってきました。
韓国に引っ越してくる前にもTOPIKを一度受けたので、韓国に来る前と後での実力の伸びも確認できる良い機会になると思っていました。
韓国でTOPIKを受けるメリット
TOPIKを韓国で受けるとこんなメリットがあります。
● 韓国国内のほうが試験の開催回数が多い
● 韓国のほうが申し込み期間が遅い
まず、韓国でのほうがTOPIKが受験できる機会が多いです。
2020年でいうと、日本では3回開催されるのに対して、韓国では6回開催と、倍です。
また、日本と韓国の両国で同時にTOPIKが開催される場合、韓国での受験申込期間が日本よりも遅いです。
具体的に、日本が受験日の4か月ほど前に申し込みが開始されるのに対して、韓国では受験日の1~3か月前に申し込みが開始されます(回によって若干前後しますが2か月前ということが多いようです)。
ですので、韓国でのほうが、受験したいと思ったタイミングから比較的間をあけず受験できると言えるかなと思います。
日本在住の方も韓国での受験は可能ですが、韓国の電話番号と、受験料振り込みのための韓国国内の口座が必要なので、韓国在住の知人などのヘルプを借りられる方はチャレンジしてみてください!
噂の受験申請戦争
さて、そんなこんなでTOPIKの受験申請をすることになるのですが、実は、ソウルの留学生の間では、「TOPIK IIの受験申請は死ぬほど大変」ということで有名です。
というのも、TOPIKの受験会場自体はは韓国全国各地にあるのですが、なかでもソウル会場での受験希望者が多く、受験申請開始後にすぐに定員がいっぱいになってしまうというのです。
もちろんソウル会場はほかの地域に比べて数も多いのですが、それでも留学生がソウルに集中しているため、必然的に偏りがでてしまうそうです。
しかも最近は韓国語学習者が増え、TOPIK受験者も右肩上がりに伸びているといいますから受験会場や一会場あたりの受け入れ人数が絶対的に足りていないのかもしれませんね。
ともかく、TOPIK受験申請開始日にはソウル会場争奪戦が行われるということです。
※ちなみに、受験者が多いのはTOPIK IIのみで、TOPIK Iはそこまで受験者が多くないため、すぐに定員に達してしまうということはないそうです。
韓国でのTOPIK受験。ソウル会場は受験希望者が多い。
— サリー🍀韓国在住 (@sallyinkr) October 26, 2019
なので、受付開始日にネットカフェに行き速攻申請しないとすぐに受付終了してしまうらしい…本当なの…!?😱
TOPIKのために京畿道の会場まで電車で片道2時間かけていったというクラスメイトも。ひええ…。
実際にツイッターでこのようにつぶやいたところ、多くの悲鳴のコメントが寄せられました…。
なかにはTOPIKのためのチェジュまで行った人の情報も…。
私も友人たちから、受験申請が開始される日の開始時間に、ネット回線が高速なインターネットカフェからアクセスしない限り、ソウル会場での受験は不可能との話を何度も聞きました。
TOPIK受験のためにわざわざ遠くの会場に行ったり、ましてや飛行機に乗るなんてもちろん嫌ですし、当日は余裕をもって受験申請にとりかかろうと思っていました。
受験申請日にまさかの事件
私の家の近くにはネットカフェがないので、家のPCからアクセスすることにして、受験申請開始日の9時前にはPCの前でスタンバイしている予定でした。
ところが、
当日、まさかの寝坊。
起きたときには9時半でした。
血の気が引き、パジャマのまま急いでPCを立ち上げてサイトへ直行すると。
「ただいまアクセス5000人待ちです」の文字。
「チェジュ島」の文字が頭をよぎりました。
しばらく待つと、登録画面が現れ、急いで名前や生年月日などの個人情報を入力し、写真を登録。
するとまたアクセス待ちの画面。
もんもんとしながらも数分待つと、受験地選択画面が出ました。
急いで空いている受験会場を確認すると…
ソウル会場、まだある~~~!!
ソウル会場としては、ソウル市内の大学13会場程度があったと思います(※詳しくは한국어능력시험公式サイトへ)。
すでに2会場ほどは定員に達していましたが、他の会場はまだ空きがあったので、急いで申請し、その後決済も無事に終了し、受験申請が完了しました。
ちなみに、受験地選択後の待機画面はこんな感じでした。
「868人がアクセス中、あなたは130番目です」という感じで自分が何番目なのかわかるようになっています。いつアクセスできるのか分からず、ただ待っているだけよりもずっとありがたいです。
ちなみにこの画面はログインする際1回だけ表示されるのではなく、ページを切り替えるたびに表示されるので、その都度それなりに待たされます。
実際にソウル会場の受験申請はそんなに大変なのか?
事前情報から、「9時にアクセスしないとソウル会場は不可能」くらいの気持ちでいたのですが、実際はそれほどではなかった…というのが正直な感想です。ただ、私が受験した回がたまたまそうだっただけかもしれません。
とはいえ、あの勢いだと申請受付開始後の1、2時間でソウル会場は定員オーバーになりそうだったので、やはり申請開始時刻にPCの前でスタンバイしておくという姿勢で臨むのが無難だと思います。
▼ちなみに韓国でのTOPIKの受験申請の方法については、ふじこりあ☆韓国メモさんの以下の記事を何度も参考にさせていただきました。手続きの手順がとても丁寧に書かれていて、大変助けられました。
こちらのサイトにも書かれていますが、韓国でTOPIK受験する場合は、会員登録が必要です。
日本でTOPIKを受けたことがあっても、韓国で受ける場合は新たに会員登録が必要です。
当日に慌てないように、事前に会員登録をすませておき、申請日当日にすぐにログインできるようにしておくとよいですよ。
受験票の印刷を忘れずに
そうこうしているうちに、受験日が近づいてきました。
受験日の10日ほど前に、事務局から案内メールが送られてきました。
メールを見て、当日の持ち物の欄に、「身分証、受験票、修正テープ」と書かれているのを見てあることに気づきます。
受験票が届いていない…!
日本でTOPIKを受験した際は、家に郵送で受験票が届いていたので、てっきり韓国でもそうだと思っていたのですが、受験10日前でまだ届いていないなんて…。
あわてて検索したところ、韓国で受験する場合はHPから自分で受験票を印刷して持参する必要があるということがわかりましたので、急いで印刷しました。
受験票の印刷方法はさきほどの「ふじこりあ☆韓国メモ」さんのサイトに記載されていますのでそちらをぜひご参照ください。
次回、受験当日編
そうしてなんやかんやで迎えた受験当日。
当日のレポートは次回の記事にてお伝えしたいと思います!
おつきあいくださりありがとうございました。
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