今日は韓国ウェディング関係の記事をお届けします。
私は一昨年韓国人と結婚し、韓国にて結婚式を挙げました。
日本からもゲストを呼びましたが、そこで困ったのがゲストの旅費(交通費や宿泊)の負担のしかた。
なかなか人には聞きにくいお金の話。私の体験談を交えてご紹介していきます。
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ゲストの交通費や宿泊費の負担のしかた3パターン
日本から海外の結婚式に招待するためには、ゲストの航空券代と現地でのホテル代(旅費)が発生します。
国内で結婚式をする場合でも、遠方の方にはお車代を渡すなど、なんとなく交通費を負担したほうがよいというのは知ってしましたが、海外挙式の場合はどうすればよいのかわからず悩みました。
残念ながら、ネットで検索しても国際結婚の場合の情報はあまりヒットしなかったのですが、日本人同士で海外挙式(リゾート婚など)をされる方の情報がとても参考になりました。
いろいろなサイトを調べた結果、旅費の負担の仕方は、大きく分けて3パターンに分かれるようです。
①新郎新婦が交通費・宿泊費を全額負担する
基本的には、海外挙式の場合は旅費の全額負担が望ましいとされているようです。
特に、招待客の人数が少ない(家族数人のみのリゾート婚など)場合は、全員の旅費を新郎新婦が負担するということが多いようです。
②新郎新婦が交通費・宿泊費を一部負担する
招待する人数が多い場合は、ゲスト全員の旅費を全額負担するのは難しい場合もありますよね。
そこで、新郎新婦の経済状況によっては旅費の全額ではなく、旅費の一部のみを負担するという場合もあるようです。
新郎新婦が、ゲストの航空券またはホテルの手配・決済を行ったり、旅費の一部にあたるお車代を出す(旅費相当の現金を手渡す)というパターンです。
③ゲストが交通費・宿泊費を全額負担する
さらに、ゲストに旅費を全額負担してもらい、新郎新婦の負担がゼロのパターンもあります。
この場合はご祝儀はいただかないことが多いようです。
ゲストが多い場合などは、必ずしもゲスト全員に対して同じように旅費を負担するのではなく、ゲストごとに負担の仕方を変える場合もあると聞きました。私も、家族も相談して旅費の負担をゲストごとに変えることにしました。
私の場合
私は、家族・親族・友人・同僚含めて20人強のゲストが日本から来てくれました。
本来であれば全額新郎新婦負担としたいところでしたが、予算の関係上難しく、上述の通り家族と相談してゲストごとに旅費の負担の方法を変えました。
家族と親族の場合→新郎新婦が全額負担
家族と親戚の旅費は、新郎新婦である私たちが全額負担しました。
両親があまり海外旅行に慣れていなかったこともあり、家族の分は私がホテルと航空券を手配し、支払いも自分で行いました。
親族も同様に、旅費を全額負担したのですが、航空券の予約と支払いは各自でお願いし、挙式の際に航空券代としてお車代を渡しました。ホテルの手配は私が行いました。
親族に旅慣れている人が多かったのと、結婚式の前後で観光もしたいとのことだったので、航空券は自分で手配してもらいました。
友人たち→ゲストが全額負担
友人たち(友人・会社の同僚)の旅費は、各自負担してもらうことにしました。
航空券やホテルを私たちが手配することも考えましたが、来てくれる友人や同僚が全員旅行慣れしている人たちだったので、各自好きな場所に泊まって好きな日程で観光したいという人が多かったこともあり、このようにしました。
旅費を負担できなかった代わりに、友人たちからのご祝儀は遠慮し、挙式当日の夜にささやかながら食事会に招待し、小さいお土産を渡しました。
挙式最中はとてもあわただしかったので、食事会はゲストとゆっくり話す良い機会にもなり、開いてよかったなと思いました。
ゲストの旅費関係で注意すること
ここからは、海外挙式のゲストの交通費・宿泊費に関して、ゲストへの配慮の仕方や注意点についてご紹介していきます。
結婚式招待時に、旅費の負担についてはっきりと伝える
結婚式にゲストを招待する場合は、ゲストに招待状を送る前に、事前に結婚式に出席できるか打診すると思います。
海外挙式の場合は、出席の打診の際に、結婚式の日時や場所はもちろん、交通費・宿泊費の負担についてはっきりと伝えておくことが大事かと思います。
詳細をはっきりと伝えることで、ゲストも結婚式に出席できるかどうか検討しやすくなります。
旅費について伝える際は、
「交通費・宿泊費はこちらで負担します」
「宿泊先は、こちらで会場近くのホテルを予約します」
「本当はこちらが持つべきところ申し訳ないけれど、ホテルとチケット代は負担してもらえると嬉しいです。また、遠方から来てくれるだけでもありがたいので、ご祝儀は辞退させてください」
などの伝え方をするとよいかと思います。
ご祝儀のことを自分から話すことについては正直躊躇したのですが、私自身が以前国際結婚をした友人の海外挙式に参加した際に、ご祝儀のことで悩んだ経験があり、お金のことははっきりさせておいたほうがゲストも気楽かなと思い、このようにしました。
航空券代はできればお車代として負担する
ゲストの交通費を新郎新婦が負担する場合は、航空券を代理で予約するよりは、ゲスト自身に航空券を予約して料金を支払ってもらったうえで、後でお車代として交通費を渡すほうがスムーズです。
理由は、ゲストの航空券を代理で購入しようとすると…
●ゲストの都合にあわせて航空券の予約をする必要がある(ゲストの予定が変わることも…)
●ゲストのパスポート情報が必要(個人情報を取り扱うことになる)
●予約メールやEチケットを転送する必要がある
●航空会社・旅行代理店によっては、第三者による決済がNGという場合がある
などなど、第三者の海外航空券の予約は正直に言ってけっこう大変です。
また、ゲストの予定を聞いたり、パスポート情報を聞いたり、予約メールを転送したりと手間が多いので、ただでさえ忙しい結婚式準備の中で複数人の航空券を予約・管理するのはなかなか骨が折れる作業。
航空券は変更やキャンセルがしづらく、場合によってはキャンセル料もかかってしまうので、作業も慎重にやらなけばなりません。
さらに、航空会社・代理店によっては第三者による購入に関して制約がある場合もあるため、希望のチケットが買えない場合もあります。
私は家族の分の航空券を予約したのですが、それだけでもかなり苦労しました…。
相手が旅慣れている場合は、できればチケットの予約や支払いはお願いしてしまい、あとでお車代を出すというやり方のほうがスマートでトラブルが起こりにくいと思います。
もしも自分で予約することになった場合は、正確な情報を入力するために、搭乗者のパスポートのコピーや写真をとっておくことをおすすめします。
▼ちなみに、搭乗者のスペルを間違えたり、間違えて航空券の予約をとると大変なことになりますので、予約は慎重に!
ゲストの航空券、ホテルはいつ手配する?
もし新郎新婦がゲストの航空券やホテルを手配することになった場合は、いつごろ予約すればよいでしょうか。
長期休暇や連休シーズンの場合は、航空券もホテルも高額になることが多いです。また、直前になればなるほど予約もしづらく、価格も高くなってしまいます。
結婚式自体の準備と並行で進めるのは大変ですが、できるだけ早めに手配するのがおすすめです。
航空券は、ゲストと連絡をとりながら早めにおさえてしまいましょう。
ホテルは直前までキャンセル料がかからない場合が多いので、予定が未確定でも仮押さえしてしまってもよいかもしれません。
お車代の渡し方
結婚式当日にお車代をお渡しする場合は、自分の両親にお願いするか、挙式の受付に頼むのがよいかなと思います。
私は両親から渡してもらうことにしました。
挙式当日は新郎新婦は忙しく、挙式中や食事会場で新郎新婦からお車代を渡すのは難しいので、どうしても自分から渡したい場合は、二次会や、別の日に食事会を設けるなど、挙式以外で確実に渡せるタイミングを確保しておいたほうが良いですよ。
お礼を忘れずに
これまでいろいろと旅費に関するお話をしてきましたが、まず何より大事なのは、ゲストの旅費を負担できるかどうかに関わらず、海外まで来てくれたゲストへのお礼を忘れないことかなと思います。
予定を調整してくれたこと、遠方まで足を運んでくれたことに、感謝の気持ちを伝えましょう。
引き出物を渡さない場合も、心遣いとして現地のお土産などのミニギフトを渡すのもおすすめです。
まとめ
今日は海外挙式でのゲストの交通費・宿泊費問題についてお話しました。
参考になれば幸いです。