先日購入した電子ペーパー搭載タブレット、 BOOX Nova2のレビューを書いていきたいと思います。
▼BOOX Nova2を買った経緯についてはこちら。「電子ペーパー搭載タブレットとは?」という方もこちらから読んでいただければと思います。
BOOX Nova2のスペック
※私は韓国にてBOOXを購入しました。本体はどこで買っても同じですが、付属品等は日本で購入した場合と異なる場合がありますのでご了承ください。
▼外箱
CPU:Qualcomm 2.0GHzオクタコア (Cortex-A53)
RAM:3GB LPDDR3
ROM:32 GB
OS:Android 9.0
サイズ:196.3×137×7.7mm
重さ:275g
付属品
付属品は、フィルム、スタイラス、電源ケーブルのみ。購入元やキャンペーンなどにより、別途ケースももらえたりするようです。
この付属のフィルムはちょっと微妙でした。
フィルムの大きさがディスプレイのサイズとほとんど同じで、少しでもずれると端が浮いてしまいます。何度か張り直したら気泡がかなり入ってしまいました…。
もう少し使ってみてフィルムだけ買い直すかもしれません。
大きさ、重さ
BOOX Nova2 (左)の大きさは、B4ほどと少し大きめの手帳サイズ。
Kindle Paperwhite(右)よりも大分大きめ。
手で持つとこんな感じ。
Kindle Paperwhiteに比べて100gほど重いのですが、最初に持った時は「大きさに対してかなり軽い」と感じました(そもそも、Paperwhiteがかなりの軽量です)。
女性の手でもあまり負担にならない大きさ・重さだと思いますが、長時間持っているとやはり手が疲れるので、私はiRingをつけて使っています。快適です。
BOOX Nova2の機能
機能についてご紹介していきます。
ライト
フロントライトは、暖色と寒色の2種類があり、それぞれを混ぜて好きな色合いに調整することができます。
ナビボール
画面右下に常に表示されている丸いボタン(ナビボール)を押すと、ホーム画面へのジャンプやアプリの切り替えがすばやくできます。
カスタマイズもでき、自分の好きな機能へアクセスしやすくなります。
読み上げ機能
スピーカーはついていませんが、Bluetoothイヤホンと接続することで音声を再生することができます。
電子書籍アプリの読み上げ機能などに活用することができます。
メモ機能
スタイラスでの手書き入力も可能です。スタイラスは充電不要。
メモ機能は全く当てにせず購入したのですが、意外と書き心地がよかったので、メモ用途としての使い道を開発していくのもありかなと思いました。
文書読み込み機能
PDFほか、様々な文書ファイル形式に対応しています。
まだあまり使っていないのですが、仕事で使う資料や、ネットのコラムなどをBOOXに入れて読んだりしたいなと思っています。
電子書籍リーダ機能
こちらは私がメインに使っている機能ですが、電子書籍リーダ機能。
BOOXではGoogle Playからアプリをダウンロードすることができ、私は「Amazon Kindle」や「알라딘 ebook」など、多言語の電子書籍リーダアプリを入れています。
解像度も高く、普通の本とほとんど変わらない表示です。
漫画の表示はこんな感じ。
漫画を読むには本当はもう少し大きめの方が読みやすいと思いますが、文字が潰れたりもなく問題なく読めます。
韓国語の表示もいい感じ。
期待していた韓国語の辞書機能ですが、알라딘 ebookアプリの場合は、文字を選択して「사전」を選択すると、NAVER、DAUM、위키백화の串刺し検索ができます(ほかのアプリでもほとんど同じ手順で、「검색」という機能である場合が多いです)。
ところが、辞書画面では、DAUMはよいのですが、
NAVERはなぜか見出しの文字が重なって表示されてしまい、見づらいです。辞書としてはDAUMよりNAVERのほうが実用性が高いので、これは残念…。
★2021年2月追記
久しぶりにBOOXで韓国語の本を読んだら、見出しの文字かぶりが解消されていました!
これでとても読みやすくなりました。
良かった点、微妙だった点
2週間ほど使ってみて、良かった点や微妙だった点をご紹介します。
良かった点
・複数電子書籍ストアの本が読める
・思ったより軽く、携帯性はかなりよい
・漫画やKindleの固定レイアウトの本が読める
もともと、漫画やKindleの固定レイアウトの本はKindle Paperwhiteでは文字がつぶれてしまって読めないものがほとんどのため、タブレットで読んでいましたが、かなり目が疲れるので困っていました…。
BOOX Nova2ではこうした本も読めるので、手持ちの電子書籍をほぼすべて電子ペーパーで読めるようになり大満足です。
タブレットは持っているとかなり手が疲れますが、BOOXは軽いので寝転がりながら読んだりもできます。
微妙だった点
・電子書籍としての操作性、使い心地のよさはKindle Paperwhiteが上
使い始めの頃は、ページめくりやゴーストの残り方など、電子書籍リーダとしての使い心地はKindle Paperwhiteが上かなと思いました。また動作ももさっとする時があります。
ただ、読書の邪魔になるというレベルではなく、2週間たった今では慣れてしまい気にならなくなりました。
・電池の持ちが意外と悪い
今のところ、毎日ガンガン使って1週間に1回ほど充電しています。口コミなどを読むとかなり長持ちするとのことだったので、思ったよりは電池の持ちが悪いなという印象です。
設定の問題なのかもしれないので、もう少し研究してみようと思います。
・外部ストレージの接続が不可
購入時に気になったことですが、SDカードスロットがなく、内部ストレージ32GBのみを使っていくことになります。
電子書籍機能だけを使っていくのであれば、すでに読んだ本を削除して使っていけば特に問題がないと思いますが、PDFファイルなどを保存して使っていくともしかするとちょっと厳しくなってくるかもしれません。
価格について
価格は日本の場合は¥39,800。
安くはないですが、機能を考えるとこの値段でも安いくらいだと思います。
ただ、日本語の本だけ、韓国語の本だけ読みたいという方は個別の電子書籍リーダ(Kindle端末やCremaなど)で十分だと思います。
最近Kindle Paperwhiteの色展開が豊富になり、ブラック以外にもグリーン・ブルー・ピンクのくすみカラーが選べます。私も気になっています。
今日はBOOX Nova2についてご紹介しました。
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