韓国のビザがとりやすくなる・もしくはビザをとるために必須の「社会統合プログラム」という制度があります。
現在私はこの社会統合プログラムの受講を検討していますが、2021年に一部内容に変更があるとの情報を教えていただいたので、簡単にまとめたいと思います。
社会統合プログラムを受けなければいけない人
社会統合プログラム(사회통합프로그램)は、韓国語や韓国文化・社会への理解を深める授業で構成されたプログラムです。
私の場合、永住権(F5)ビザの申請のために受講を検討しています。
他に、就労ビザを申請する際、社会統合プログラムを受講することでビザ取得に必要なポイントを稼ぐことができたりするそうです。
社会統合プログラムとは?
社会統合プログラムは、0段階~5段階の合計6段階に分かれています。
0~4段階までは、「韓国語および韓国文化」の授業、5段階は、「韓国社会理解」の授業です。
0段階からスタートした場合は、1→2→…→5というふうに、順番に授業を受けていくことになります。
どの段階からスタートするかは、「事前評価」という試験を受けることで決まるそうですが、ビザの種類やTOPIKの証明書の有無で一部の授業をスキップすることもできるそうです。
▼より詳しくは、こちらから
2021年の変更点
今年2021年、5段階に当たる「韓国社会理解」の授業に変更があるそうです。
5段階の授業時間が変更に
1つめの変更は、教育時間の変更です。
5段階の授業は、「基本課程(기본과정)」と「深化課程(심화과정)」に分かれていますが、2021年8月16日から、基本課程が50時間から70時間に増え、深化課程が20時間から30時間に増えるそうです。
帰化希望者の場合は、基本課程に加えて深化課程の授業を受ける必要があります。
2021/8/15まで | 2021/8/16から | |
永住権取得希望者 | 基本課程50時間 | 基本課程70時間 |
帰化希望者 | 基本課程50時間+深化課程20時間 | 基本課程70時間+深化課程30時間 |
もともと50時間の授業もなかなかハードだなと思っていましたが、20時間の追加はかなり負担が大きいですね…。
帰化希望者はなんと100時間もの教育を受けることになります。
参加型授業が登場
そして、2つめの変更が、参加型の教育が追加になると言うことです。
基本課程の70時間の教育は、60時間の基本教育課程と、10時間の社会参加型教育に分かれることになるそうです。
永住権取得希望者・帰化希望者共通 | 帰化希望者のみ | |
基本教育課程 | 深化教育課程 | |
基本教育 | 社会参加型教育 | 深化教育 |
60時間 | 10時間 | 30時間 |
テキストを使った座学 | ・市民教育6時間 ・自治体連携プログラム4時間 ・移民者メンター教育4時間 ・現場見学4時間 ・社会奉仕活動2時間 などから選択 |
テキストを使った座学 |
これまでの座学に加え、10時間の参加型の活動に参加しなければならなくなりました。
詳細はわかりませんが、複数のプログラムの中から10時間分のプログラムを組み合わせて参加することになりそうです。
いつから変更になる?
2021年8月16日から変更になるそうです。
まとめ
●2021年8月16日から、社会統合プログラムの5段階教育の時間に変更あり
●基本課程50→70時間に変更(そのうち10時間は参加型の教育)
●深化課程が20→30時間に変更
社会統合プログラムについて
▼社会統合プログラムの簡単な説明
▼今回、情報をいただきました。ありがとうございます。
— 坂﨑基彦 Sakazaki Motohiko (@Tokyo_Seoul) February 17, 2021
▼変更点について移民者統合センターの動画での説明
사회통합프로그램 5단계 한국사회이해 교육과정 개편 | im
本記事の内容につき、私も自分自身が調べながらまとめているため正確でない部分があるかもしれません。
すみませんが、詳細については各人でお調べいただけると幸いです。
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