韓国永住権の取得の為に、社会統合プログラムの授業を受けていましたが、ようやく受講が完了しました。
そこで、社会統合プログラムの総まとめテストにあたる総合評価を受けてきました。
今日は総合評価を受ける手順や受けてきた感想をお伝えします。
総合評価とは
社会統合プログラムの5段階の授業を受け終わると、総合評価を受けることになります。
私は永住権の申請のために授業を受けましたが、5段階の授業を受講するだけでは永住権の申請はできません。総合評価に合格し、合格証書を発行する必要があります。
総合評価の申し込み
総合評価は1年に約10回ほど行われ、受験するためにはインターネットでの申請が必要です。
評価日程は사회통합정보망Soci-Net 알림마당→공지사항から探してください。
受験申請は申請開始日の朝9時からスタート。
都市部の会場は競争率が高いので、必ず朝9時にスタンバイしておいてください!
評価の申請は、Soci-Netではなく、한국어이민재단という別のサイトから受験申請することになります。
한국어이민재단のサイトは、Soci-Netとは別途会員登録が必要です。当日スムーズに申請できるように、前日までに会員登録しておくとよいですよ。
私も朝9時にスタンバイ。2回ほどエラーが出てログインからやり直しになって焦ったものの、無事に希望の会場での受験を確保することができました。
事前の連絡
私はソウル会場のソウル女子大学で受験しました。
受験の3日前に、自分が試験を受ける教室や、受験に関する注意事項がSMSで送られてきます。
持ち物
●身分証(必須。外国人登録証、パスポート、運転免許証)
●修正テープ(あればよい)
●飲み物(待ち時間が長くなるかも知れないのであったほうがよい)
試験中、間違えたときは修正テープで修正します。修正テープは試験官の方に言うと貸し出してくれますが、その都度手を上げて使い終わったら返さないといけないので、心配な方は持参したほうがよいと思います。
試験の時に使うペンは無料で貸し出してくれます。
試験勉強
5段階の授業をきちんと聞いている人ならば、難しくない試験です。
試験対策としては、緑の기본탐구활동のテキストを解いたり、青い기본テキストの주요내용정리の単語を中心に軽く復習すればOKだと思います。
私は総合評価の問題集を買ったのですが、正直に言って買う必要はなかったです。
緑の기본탐구활동のテキストがじゅうぶんにボリューミーなので、練習問題としてはこちらを解けば十分だと思います。
口頭試験や、作文の模擬問題も載っています。
また、私はこのオレンジの問題集を買ったのですが、微妙にテキストの内容と異なる問題が入っていて少し使いにくかったです。おそらく、昨年末に行われたテキストの改訂が完全には反映されていないのではないかと思います。
今後は新しいテキストの内容が反映されていくかとは思いますが、テキストの改訂直後ということもあり、問題集を買おうと思っている方は内容を見てから買ったほうがよいかと思います。
試験当日
試験当日はあいにくの雨。
建物の入り口に受付があり、身分証の確認と、体温チェックをされました。ソーシャルディスタンスを守って並びます。
指定された教室に向かい、教室の前でもう一度身分証の確認をします。また、その場でスマホなど電子機器を預けます。
筆記試験(選択問題&作文)
筆記試験は、選択問題50分、作文10分の計60分。
選択問題は36問、作文4問の計40問が出題されます。
選択問題は、前半は韓国語、後半は韓国社会や文化について。特に難しい内容はなかったです。
作文は、4題とありますが、4つ作文を書くのではなく、指定された4つの内容を含めて200字以内で作文を書きます。10分と時間は短いですが、書きやすい内容でしたので時間内に書き終えることができました。
私が受験したときの作文のテーマは、「どんなタイプ、構造の住居に住みたいか?なぜそこに住みたいか?住居の周辺環境に臨むことは?」といった内容でした。
口頭試験
筆記試験が終わると、2人ずつ別の教室で口頭試験を受け、試験が終わった順から各自解散となります。
筆記試験の前に、受験生の中に妊娠している人がいるかどうか試験管の方が確認しており、妊婦さんは口頭試験を優先的に受けられるようでした(いいシステムですね!)。
もともと、教室自体が外国人登録番号(生年月日)で分けられているので、同じ教室には誕生日が近い人たちが集められています。さらに、口頭試験は、教室の中でも番号が若い人順に行うので、早く帰れるかどうかは完全に運。
私はなんと教室の中で順番が最後だったので、2時間ほど待機することになり、とても退屈でした…。
スマホは口頭試験が終わらないと返却してもらえず、持参した本を読んで待っていました。
口頭試験は10分ほど。順番が来たら身分証をもって指定の教室に入ります。
机に座ると、机に置いてある文章を黙読するように言われ、読み終わると文章に関連する質問を3つ、それには関係ない質問を2つされました。
私のときは、韓国で働くあるベトナム人の職場での経験に関する文章でした。韓国の職場で人間関係を構築するには何が重要か?や、日本の選挙制度についても聞かれました。
文章の内容も、質問もとくに難しいものではないので、落ち着いて話せば大丈夫です。社会統合プログラムの講師の先生は、自信をもってハキハキしゃべるのがポイント!とおっしゃっていました。
結果発表
試験の結果は10日ほどしたらサイトで発表されます。結果発表日の当日16:00に発表。
無事に合格していました。ホッ。
これで永住権に必要な書類の中で準備するのが一番やっかいな書類が手に入りました。
本日は総合評価についてご紹介しました。
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