今日は、海外(韓国)に引っ越すことになったときにに直面するお金の問題について書いてみたいと思います。
韓国にどうやってお金を持っていくか、日本のクレジットカードや銀行口座は残しておくべきなのかについて体験談を交えながらご紹介していきます。
本記事はこんな方に向けて書いています。
●韓国へ移住予定
●日本のクレジットカードや銀行口座は残した方がいいの?
●韓国にどうやってお金をもっていけばいいの?
- 日本のクレジットカード
- 日本の銀行口座
- マネーフォワードMeを使って日本の口座&カードを管理
- 日本から韓国へのお金の持って行き方
- 韓国での銀行口座開設
- 海外送金サービスWise(旧Transferwise)で韓国に送金
- 韓国移住 お金の話まとめ
日本のクレジットカード
結論から言うと、カードは、日本から1枚持って行くことをおすすめします。
ご存じのように韓国はキャッシュレス社会。日本のクレジットカードは韓国でも普通に使えます。生活していて、現金しか使えない場面といったら屋台や伝統市場で買い物するときくらいでしょうか。
日本へ一時帰国したり、日本のサイトで買い物をする時を考えても、日本のクレジットカードは1枚は持っておいた方がよいと思います。
カードブランドとしては、日本でも一般的なVisa、Master、JCBのほか、アメックス、銀聯カードなども韓国で利用可能です。
店舗では基本的にどこでも日本のクレジットカードが使えますが、オンラインショッピングは海外発行カードでの決済が不可という場合もあるので、後述しますが、韓国に入国したら、クレジットカードを発行するか、銀行のチェックカードを作ってその後はそのカードをメインで使っていくのがよいと思います。
海外に引っ越したあとでも、日本のクレジットカードを持っていても大丈夫なの?と疑問に思われるかたもいらっしゃるかと思いますが、海外に引っ越した後も、郵便物を受け取るための日本の住所と、支払いのための日本の銀行口座があればカードを持ち続けることができる会社が多いと思います。
私の場合は、住所を実家に指定し、残している銀行口座からカード代金が支払われるようにしています。
ただし、非居住者(海外転出届けを出した人)は新規でカードを作れない会社が多いので、新しくカードを作りたい場合は日本出国前に作っておくとよいと思います。
日本の銀行口座
日本の銀行口座は、1つは残しておくことをおすすめします。
私は、メガバンク1つ、地方銀行1つの銀行口座を保持したまま来ています(後述しますが地銀は解約予定)。
ここでも気になるのが、非居住者(海外転出届けを出した人)でも銀行口座を持っていてよいの?という問題。
ほとんどのメガバンクは、海外在住者であっても口座を持ち続けることができるようになっています(有料のネットバンキングサービスに加入しないといけない場合もあり)。ご自身の使っている銀行へお問い合わせください。
今後も日本に一時帰国することもありますし、フリーランスの仕事で日本の会社から日本の銀行口座宛てに報酬をもらうこともあるので、これからも維持予定です。
地方銀行やネット銀行では、海外在住時に口座を解約しなければならない場合が多いので、ご利用の銀行を確認してみてください。
私が口座を持っている地方銀行も、非居住者は解約しなければならないそうなのですが、出国後に知りまして……次の帰国で解約してこようと思っています。
マネーフォワードMeを使って日本の口座&カードを管理
私は、マネーフォワードMEというスマホアプリを使って日本の口座やクレジットカードの出入金を管理しています。
アプリに銀行口座やカードを連動させると、自動的に収支を記録してくれるという優れもの。
複数の口座やカードの出入金が一つのアプリで見られ、毎月の収支を一括管理できるので、日本にいたときは家計簿として活用していました。
こんな感じで連携した口座やカードの出入金がタイムラインで表示されたり、項目ごとのグラフを作ってくれたりします。
韓国に出国してからも、このアプリをたまに見て仕事の報酬の入金を確認したり、日本のネットショッピング(Amazonなどをよく使うので)の出金を確認したりするのに使っています。カードの不正利用があったときもすぐに気づけます。
日本に住んでいる方向けのサービスだとは思うのですが、海外在住の方にもおすすめです。
日本から韓国へのお金の持って行き方
日本から韓国へ引っ越す際に、お金をどうやって持っていくかも悩みどころですよね。
おすすめのお金の持って行き方は、少額を日本で換金して現金のウォンを手持ちで持って行くこと、そして大きなお金は国際送金を利用することです。
入国後すぐは、日本のカードや現金を利用し、韓国の銀行口座を開設したら銀行のチェックカードをメインのカードに切り替えるとよいと思います。銀行口座を開設したら、必要に応じて、日本の銀行からお金を送金することもできます。
個人的に、大金を手で持って飛行機に乗ったり、長距離移動をするのは盗難などの観点からあまりおすすめしません。
韓国での銀行口座開設
韓国に長期滞在する方であれば、銀行口座を作る場合が多いと思います。
ほとんどの銀行では、口座開設時に身分証として外国人登録証が必要です(パスポートではNGというところが多い)。また、連絡先の電話番号が必要です。
ですので、まず出入国管理事務所での外国人登録をすませ、外国人登録証を受け取り、携帯電話を契約してから銀行に行くのがスムーズだと思います(柔軟に対応してくれる銀行もあるにはあるようなので、急ぎの場合は銀行に問い合わせを)。
また、韓国人とご結婚されている方の場合、配偶者の名前で契約した携帯電話や銀行口座を使うこともあるかもしれません。
ですが、韓国では携帯電話を使って本人確認をすることが多いので、使用者と契約者の名前が違っているとサービスが使えないということもしばしばあります。銀行口座も、本人名義でない場合は一部のサービスが使えないことがあります。
面倒でも、ご自身の名前で携帯回線や銀行を契約することをおすすめします。
チェックカードを作る
日本で発行したクレジットカードは、韓国のほとんどの店舗で利用できますが、オンラインショッピングでは決済ができないなど、制限があります。
ですので、韓国に入国したら、早めに現地のクレジットカードもしくはチェックカードを作ると便利です。
チェックカード(체크카드)は、日本でいうところのデビットカードのことです。カードで支払いをすると、そのつど銀行から引き落としがされるというシステムで、店舗でもインターネットでも、クレジットカードと同じように使うことができます。
クレジットカードと異なり、収入に関わらず作ることができるので、学生や主婦の方はチェックカードを利用するのが便利だと思います。
チェックカードは、銀行口座を開設するときに作るように案内されると思います。
銀行口座開設時、マイナンバーが必要な場合がある
ちなみに、最近韓国では、母国での納税番号(日本の場合は、マイナンバー)がないと銀行口座が開設できないという話がちらほらと聞こえてきています。
マイナンバーカード(もしくは番号通知カード)は、海外転出届を出すときに返納することになっていますので、返納してしまって番号がもう分からないという方もいらっしゃると思います(自治体によっては、返納処理後にカードを本人に返却してくれる場合もあります)。
念のために、日本出国前にマイナンバーを控えておく(写真を撮っておく)とよいかと思います。
海外送金サービスWise(旧Transferwise)で韓国に送金
大きなお金は、海外送金サービスを使って日本の銀行口座から韓国の銀行口座へ送金するのがおすすめです。
私はWise(旧Transferwise)というサービスを使っています。
手数料が安く、使い方も簡単なのでおすすめです。
くわしくは他の記事にまとめたので、よろしければご覧ください。他社サービスとの手数料比較などもご紹介しています。
韓国移住 お金の話まとめ
今日は移住に伴うお金の話をご紹介しました。
出国前にすること
・日本のクレジットカードと銀行口座は1つは残すことをおすすめ
・非居住者は新規でカードを作れない場合が多いので、カードを新規で作りたい場合は出国前に手配
・非居住者は口座を解約しなければいけない銀行もあるので注意
・日本のカードや銀行はマネーフォワードのアプリで管理が便利
・海外転出届を出す場合は、その前にマイナンバーを控えておく
入国後にすること
・少額を日本で換金して現金で持って行き、入国後は日本のクレジットカードをメインで使う
・銀行口座を開設したら、韓国のチェックカードやクレジットカードをメインに使う
・大きなお金は手で持っていかず、海外送金を利用
・海外送金は
Wiseが手数料が安くておすすめ
・配偶者がいる方も、本人名義の銀行口座を開設しておくとなにかと便利
本日は韓国への移住と、それにともなうお金のお話をお送りしました。
いつも当ブログを読んでくださってありがとうございます。