韓国から日本への一時帰国レポート第四弾です。
本記事では、日本での自宅待機についてご紹介していきます。
一時帰国全体の流れや、自宅隔離の免除条件などについては第一弾の記事をご覧ください。
※以下は2021年11月初旬の情報です。最新情報はご自身でご確認をお願いします。
※12月初旬現在、オミクロン株の発見により自宅隔離の日数や規定が変更になっています。最新情報のご確認をお願いいたします。
自宅待機のポイント
自宅待機の内容を簡単にまとめるとこんな感じです。
日本 自宅待機のポイント
・入国の次の日から14日間、滞在場所で過ごす(自宅やホテルなど)
・他人との接触をしない
・公共交通機関の利用は×(電車、バス、タクシー、船、国内線航空機など)
・アプリ(MySOS)で毎日健康状態の報告や位置情報の送信、ビデオ通話を行う
・自宅隔離終了後、(入国から15日目以降)自由行動が可能
海外から入国すると、飛行機内もしくは空港で誓約書が配られるのですが、その誓約書で上記の内容について同意することになります。
MySOSでやること
空港に到着すると、MySOSというアプリのインストール、設定を行います。
このアプリで自宅待機中の健康状態を報告したり、待機場所の位置情報を送信することになります。
入国後、待機場所に到着したら「待機場所登録」ボタンを押して待機場所の位置情報をセンターに送信します。
2日目以降は、毎日決まったことを行います。
①健康状態の入力
1日1回、「健康状態報告」ボタンから自主的に入力。症状の有無などを入力します。入力しないと、夕方ごろに通知が来ます。
② 位置情報の入力
1日2回程度、ランダムに通知が来ます。通知が来た後で「現在地報告」のボタンを押すと、センターに位置情報が送信されます。
だいたい朝の9時~18時の間で2回ほど通知が来ました。
③入国者管理センターからの電話に出る
1日1回、入国者健康確認センターからのビデオ電話に出る必要があります。センターの人から電話がかかってくる場合と、機械の自動電話の場合があり、自動の場合はインカメラで30秒ほど自分と背景を写したら終わりです。
私は2週間の自宅隔離で、1度もセンターの人から電話がかかってこず、すべて自動の電話でした。忙しいのでしょうね…。
電話は10時~13時ごろに来ることが多かったです。
アプリの電話に出られなかったらどうなるの?
入国者健康確認センターからの電話は一方通行です。出られなかった場合は折り返しかけることができません。
電話に出られなかった日は、数時間後にまたかかってきました。お昼頃の電話に出られなかった日は夕方(18時ごろ)に再度電話がある、というパターンが多かったように思います。
電話をとれなかった日も、特にセンターから確認の連絡などはありませんでした。
絶対に外出はしちゃいけないの?
誓約書において、自宅等での待機につき誓約いただいているところであり、14日間の待機期間中は旅行や外食、出勤その他不要不急の外出はお控えください。
出典:厚生労働省ホームページ
誓約書に、公共交通機関に乗ることや不要不急の外出はしないという内容があります。
逆にいうと不要不急でない外出を禁止しているわけではありません。どうしても必要な外出は可能、というふうにとれると思います(どこまでを不要不急かと考えるかは微妙なところではありますが…)。
ルールをやぶるとどうなるの?
こうした自宅隔離のルールをやぶるとどうなるのか、調べてみました。
誓約書を提出していただいた場合であって、正当な理由なく、健康状態や位置情報の報告を怠った場合など、誓約に違反した場合は、氏名(外国人の場合は氏名および国籍)や感染拡大の防止に資する情報が公表されることがあります。外国人の場合は出入国管理法に基づく在留資格取消手続きおよび退去強制手続きの対象となることがあります。
出典:厚生労働省ホームページ
公共交通機関を利用しない、アプリの利用をする、などに誓約書で同意するわけですが、この内容をやぶったからといって罰則があるわけではありません。
そのかわりに、氏名などの情報が公開される場合があり、外国人であれば氏名や国籍が公開され、強制退去となってしまう場合もあるということですね(外国人に対してはかなり厳しい内容です…)。
極端な話ですが、自宅待機期間中に人の多い街中に遊びに行ってしまい、感染した場合はニュースで個人情報や移動経路などが公開される可能性もある……ということだと思います。
自宅待機期間に出国してもいいの?
14日以内に日本から出国する場合は、出国されたことを証明する書類(搭乗券、出入国証印など)をMySOSの「特別な状況の届出(健康確認センターのサイトに移動)」画面よりご提出ください。センターでの内容確認が完了しましたら(1ー2日程度)、センターによるフォローアップを終了します。
出典:厚生労働省ホームページ
仕事や家庭などの関係でどうしても14日以上滞在できないなどの場合、待機期間中に出国することも可能です。
上記にあるように、MySOSから申請すればよいようです。
今回は自宅待機の流れをご紹介しました。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
これから一時帰国される方の参考になれば幸いです。
間違いなどありましたら、お問い合わせフォームやツイッターまでお知らせいただけますと大変助かります。
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